100m × 100m を超えるエリアでの運用(複数マップの切り替え)
工場全体など、100m × 100m を超える広いエリアを走行させることはできますか?
工場全体などの広いエリアを走行する場合は、エリアを複数のマップに分割し、マップを切り替えながら運用します。
1マップあたりの目安は、標準で 2,500㎡(50m × 50m)、メモリUP改造で 10,000㎡(100m × 100m)です。
マップ構成例
2つのマップ(MAP-A、MAP-B)に分割した例です。黄色の部分が重複エリア(マップ切替エリア)です。

重複エリア(マップ切替エリア)とは
マップ同士を完全に独立させるのではなく、同じ景色を認識できるエリアを重複させて作成します。
この重複エリアでマップを切り替えることで、次のメリットがあります。
- 現在位置を引き継ぎやすい
- 切り替え後も安定した自己位置推定ができる
- エリア全体をシームレスに走行できる
マップの切り替え方法
重複エリアに到着した後、以下のいずれかの方法で「マップの切り替え」と「現在位置の設定」を行います。
① 上位システムから API を実行
上位PCなどから、マップの切り替えと現在位置の設定の API を実行します。
② PLC から実行
PLC(キーエンス製 KV-X等) から、マップの切り替えと現在位置の設定の指令を実行できます。
切り替えの流れ
- 重複エリアへ移動する
- マップを切り替える(API)
- 現在位置を設定する(API)
- 切り替え先のマップで走行を再開する
注意事項
- 広い工場では LiDAR が認識できる特徴点が不足し、自己位置推定が不安定になる場合があります。
- プラダンなど、LiDAR が視認しやすいものの設置を推奨します。
- マップの分割位置は、LiDAR で認識しやすい特徴物がある場所を選定してください。
- メモリUP改造で 10,000㎡(100m × 100m) を超えるエリアでの運用を検討される場合は、事前の運用設計を推奨します。
